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人は忘れる生き物①

人は忘れる生き物①

 先日、金曜ロードショーで『キングダム』が放映されていたのですが、皆さまご覧になりましたか。原作が原泰久(先生)の漫画で、私の好きな作品のひとつです。ざっくりあらすじを説明しますと、古代中国の春秋戦国時代を舞台にして、後の始皇帝となる秦王・政と、秦の武人である主人公・信の活躍を中心に史実をもとに中華統一に向けて描かれている壮大な(激動の)物語です。今回の金曜ロードショーを見て、約1年ぶりに漫画『キングダム』を読み返しました。ここでひとつ自分自身に衝撃的だったのは、登場人物の名前を覚えていない、ということでした。メインキャラクターやストーリーは覚えているので新鮮味は全くなかったものの、戦いに敗れたぽっと出キャラクターの名前が全然でてきませんでした...そこでなぜか私が思い出したのは、「エビングハウスの忘却曲線」です。

 誰もが知っていて説明不要だとは思いますが、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスによって導かれた、人間の脳の「忘れるしくみ」を曲線で表したものです。

 20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。
 1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。
 1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。
 1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。
 1ヶ月後、79%を忘却し、21%を覚えていた。

 こうしてみると、けっこう忘れるんだな~と思います。1時間後には半分は忘れているって相当なことだと私は思いましたが、皆さまはどう思いますか。今回のように漫画の登場人物の名前を忘れることは何も問題ないのですが、これが仕事や勉強となると話は別ですよね...次の私のブログでは、忘れないためにはどうしたらいいのか、ということを自分なりに考えてお伝えしたいと思います!それとは別に『キングダム』、ビジネス書としてオススメする方もいらっしゃるくらい、学ぶことも多く、面白いです。熱くなります。泣きます。忘れていた私が言うのもなんですが、ぜひ読んでいただきたいです!!そして私と好きなシーンを語り合いましょう:)

2020.06.12