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10年で変わったもの

10年で変わったもの

 昨日、3月11日で東日本大震災から丸10年が経ちました。その間に変わったものは何でしょうか。本日のブログではそれを考えてみようと思います。

 基本的に私は何も変わっていないと考えています。

 東日本大震災はきれいに風化しています。

 東日本大震災は、天災の分と人災の分に分かれます。たとえば、地震は天災。でも津波からの逃げ遅れは人災。と分けられています。だから、津波避難についての裁判では、敗訴という結果が出たものがありました。要するに、準備していたら、津波に巻き込まれずに済んだという判断を裁判所がしたということです。

 そして、東日本大震災後の中央防災会議では、「行政から個人へ」災害対策は移行されました。その理由は、行政だけでは災害対策は不十分だからである。というものです。

 では、みなさんは、自分や自分の家族。職場の仲間のために天災への備えをしましたか?

 自宅に備蓄品はありますか?

 都内の会社は、自社の従業員が3日間、会社に滞在できるように準備しておかなければならない。とされているのですが、すべての会社がしているのでしょうか?

 これらの問いに対する答えが、「NO」であれば、風化しているのです。

 天災対策は個人の問題なのです。

 まず、自分ができるだけ助かるような準備をする。生き残った後、自分が困らないように準備しておく。というところから始めるべきなのです。

 それができなければ、他人を助けることはできません。

 昨日のテレビやネットは、特集として取り上げていましたが、このようなメッセージは、毎日でなくてもいいので、定期的に行うべきなのです。

 10年間で変えるべきは、社会インフラではなく、「人の考え方」だったのです。

 人の考え方を変えるには、「教育」です。

 災害大国日本には、「災害教育」が必要だと思います。そして、それは、保育園や幼稚園時代からもできると思います。ぜひ、10年と1日目の今日から、具体的に始めませんか。

2021.03.12