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ショーン問題!?

ショーン問題!?

 ショーン・マクアードル川上氏の学歴詐称疑惑が世間を騒がせています。ハーバードやソロボンヌという大学名を使いコメンテーターという仕事につき、いけしゃあしゃあと世相を切っていたことが許せないのか、マスコミは騒いでいます。

 これが食品業界だったら、中身を確認せずに商品を製造し、原材料を記載する欄に虚偽の記載をして販売したということになり、品質表示義務違反になります。しかしながら、ショーン氏をコメンテーターに起用したテレビ局は本人の経歴の裏を取る作業をせずに鵜呑みにし、ニュースの解説を垂れ流していたわけです。そのような状況下でテレビ局は攻められずに本人だけが活動停止の状況になり、何事もなかったかのように違う人がコメントしています。

 そもそも、コメンテーターに学歴は必要なのでしょうか?

 誰かが物事を語るとき、聞いている人は話してのエトス(属性)、パトス(情熱)、ロゴス(論理性)を加味して聞いています。学歴はエトスにあたります。その他にエトスを上げる要素として、「芸能人の〇〇さんと友達だ」とかいうこともあります。ショーン氏の場合、学歴やルックスというエトス先行のイメージを聴衆は指示したのでしょう。でも、本来ならば、テレビの視聴者がコメンテーターのコメントをきちんと評価できる能力があれば、ショーン氏の学歴問題は起こらなかったと思います。

「ショーンさんって、本当はハーバードのMBAを取ってないんだって!」

「でも、まともなこと言ってるから、そんなの問題ないでしょ!? 私は好きだよ」

本来ならこの程度の問題だったのではないでしょうか。

2016.03.24