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積極的あきらめの進め

積極的あきらめの進め

 今週から慣らし保育スタートの園がほとんどだと思います。

 保育園歴一年のひよこちゃんは、何も気にせずにいつも通り遊び、慣らし保育の子たちはギャン泣きで先生たちはとても大変そうでした。階段を上がる(2階に保育室があります)につれて泣き叫ぶ声が激しく聞こえてくると「ああ、またこの季節がやってきたのかー」と春に浸る私です。

 一年がリセットされて、新しい環境というのは、園児も保護者も先生たちも同じですね。そのような状況だとどうしもてイライラすることもあると思います。

 そんなときは、お坊さんの教えを乞うてみるのもよいかもしれません。「この世は思う通りにはならない世界だ。だからこそ、イライラしたり、羨んだり、恨んだりなどと感情的にならないように生きていこう」というお坊さんの教えがあるそうです。

 それが「積極的あきらめの進め」です。イライラに対処する最も有効な方法は、「この世は思い通りにはならないものということを認識し、理解して生きていく」ということです。と言われてもなかなかそういう風に考えられないのが人間ですが、何かイライラしたときに「まぁ、そういうこともあるさ、まぁ思いようにならない世界だからな」と自分の感情をコントロールできるようになったほうが人生は楽かもしれません。

 もし新年度イライラすることがあったら、このお坊さんの教えを思い出されてはいかがでしょうか。

2022.04.05