家庭で役に立てる人は、職場で重宝される人

　人に頼ったり、頼られたりは難しいことかもしれません。でも頼りやすい人と頼りづらい人はいると思います。例えば、子育て中のお母さんはどういう人になら頼ることができるでしょうか。

　それは、「手伝うよ」という姿勢の人ではなく、「一緒に子育てしてくれようとする人」だと思います。「○○しましょうか？」けっこうこのフレーズはいろんなところで聞くかもしれません。声をかけてくれているほうは親切でそのように手助けしようとしてくれていると思いますが、人というのは「○○しましょうか？」という問いかけに対して、「いいえ、けっこうです。ありがとうございます」と遠慮して断ってしまう人のほうが多いのではないでしょうか。

　では、どういう声かけをすれば人は遠慮せずに相手に任せてくれるのか、それは言い切ることです。「○○します！○○しておきます！」などです。相手にＮＯをなるべく言わせないようにすることです。「手伝うからなんでも言ってね」といわれてもなかなか言えませよね。子育て中であれば、「オムツ替えるね、ミルク作るね、抱っこしておくね」などお母さんがしてほしいことを考えてやってくれるということは、とても助かります。

　そういうふうに相手がしてほしいことを先取りして提案して行動に移せる人は、職場でも重宝されると思います。「あの人は気が利くね、頼りになるね、頼りやすいね」など。

　しかし、言われたらなんでもしますから言ってくださいね～という姿勢だとそんな人に頼る人はいないのだと思います。

　相手がしてほしいことを先取りして、職場で重宝される人になってみませんか？