事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
危機管理の在り方を専門家が語る

最近気になること

新年度が始まりました。

新年度が始まりました。

 別れの時期、出会いの時期ですね、私の娘が通う保育園では、園長先生が退職されました。離職率の高い保育園だと昨年から感じていましたが、園長先生がしっかりと先生たちを引っ張てくれていたからこそ、どんどん担任の先生が辞めていっても安心して保育園に娘を預けることができていました。

 そして、昨年から担任になってくれていた先生も辞めてしまい、保護者として保育園に子どもを預けることが不安になってしまいました。保護者の不安はこんなふうに生れてくるのかもしれません。何が不安なのか、それは何の説明もなく突然来週で先生が辞めてしまうということです。そして昨年までやっていた進級説明会もなく、担任の先生は一体誰になるのか、どういう準備を新年度からしていけばいいのかわかりません。

 辞めることは止めることはできません。保護者も仕方がないことだと受け止めなければいけません。しかし、先生が辞めると知った時の保護者の不安を少しは取り除いておく必要は園側にあると思います。保護者が一番気になることは、「なんで先生たち辞めるの?何が理由なの?」ということよりも残された自分の子はどうなるのかという新体制のほうです。

 園側がこういう対応でいいだろうと思うことと保護者の捉え方にギャップが生じるのはつきものです。そのギャップの差を少しずつ縮めていくことが保護者の不安や不満を生まないために有効なことだと思います。私は保護者として不安な新年度の幕開けになってしまいましたが、みなさまの園には不安を抱えている隠れ保護者はいないでしょうか?信頼関係があれば素直に相談してくれる保護者はいると思います。

 新年度、泣き叫ぶ新入園児たち、不安と期待でいっぱいの新入職員さん、そして保護者。園が一番大変な時期の幕開けです。お困りごとがございましたら、いつでもアイギスにご相談ください。

2018.04.02