事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
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最近気になること

自分の糧になる言葉。

自分の糧になる言葉。

 保育施設で働く上で大変なこと。まず言語が未発達な子どもたちと関わっていかなくてはならないため、マニュアルや参考書通りにはいかずに、自分の動きたいように動く子どもたちをずーっと見守ってなくはなりません。子どもに対して感情的になることもあるかもしれません。「なんでこの子は言うこと聞いていてくれないのかな」と思うかもしれません。言うことを聞いてくれないと先輩先生に私が怒られるのに!と思うかもしれません。危ないことしてケガしたら私が保護者に文句を言われるのに!と思うのかもしれません。それでも毎日子どもたちは、笑顔で登園して、先生のことが大好きだと思います。そして先生たちもそんな子どもたちのことが大好きだと思います。

 GWといういつもより長いお休みがあると、現実の世界に引き戻されるのは大人になってからのほうが嫌かもしれません。GW後は、少しづつ天気が崩れ始め梅雨の時期に入っていきます。元気が有り余っている子どもたちは、外にでてたくさん遊びたいでしょうが、梅雨時期のため室内遊びが増え、子どもちたの外で思い切り遊びたいという欲求が満たされずに、室内トラブルも増えるかもしれません。GW明けで本調子が出ず、天気も悪い分、気持ちも滅入ってしまいそうですね。そんなとき、自分の糧になることばがあるだけで救われることもあります。

 最近読んだ本の中に「働くママの糧になることば」というものが紹介されていました。

・諦めるは明らめる。

(仕事に子育てに家事に、日々満載なわたしたちは、とかく思いとおりに物事が運ばなかったり、やりたいことの半分もできないもどかしさを抱えています。でも、優先順位をつけて、本当にやらなければならないことや、やりたいことに絞るからこそ見えてくることも。きっと賢い選択をしているんです。)

・育児は育自。

(子どもを育てることに時間を費やす間にも、あなた自身、とても大きく成長しています。子どもの成長が、実は女性を、ママを、自立のステップに導いてくれるのです。決して無駄な時間ではないのです。)

・「つ」のつく歳までは、見えないへその緒でつながっている。

(仕事と家庭の狭間で引き裂かれそうになった時、子どもが自分の足かせになっている、と思ってしまうことも。かけがえのない我が子なのに。「つ」のつく歳、9歳までは母子未分離でいい!子どもがくっついている自分が、社会とおつきあいしていると考えてみて下さい。)

・ママ、かわいいお顔して!

(理不尽、理不尽、と怒っていると、大変!笑顔を忘れてしまいそうになってしまいます。お子さんに「ママ、笑って!」と言われませんか?理解のない上司は笑顔でスルー。ちょっと子どもがグズグズして10分時間が遅れても笑顔でスルー。働くママにはスルー力と笑顔が必須です。)

・ホコリでは死なない。

(良い母、良い妻になろうとがんばりすぎていませんま?「掃除なんて月1回でしょ!うちの子それでもアレルギーひとるないし」言い放った先輩ママ。たまの休日。掃除しなくちゃ、洗濯しなきゃとやること満載あわたしたちですが、「いい加減が良い加減」な場合も。)

(著書リーママたちへ 博報堂リーママプロジェクト)より引用

 この本を書いたのは働く現役ママたちでした。本の内容は、すべて働くママへの共感とエールに満ち溢れていました。たぶん子育てママの大半の方が「そうそうそう!」と共感できる内容かもしれません。誰かの一言や、今の自分の糧になる言葉を聞くだけでやる気がでたり、落ちこんでいた気持ちが楽になったりもします。 

GW明け、5月病にならないためにも自分の糧になる言葉をみなさんも探してみませんか?

大人になったらメンタルトレーニングも自分で行っていきましょう。

2017.05.08