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子どもにとっての転園の負担、保護者にとっての転園の不安。

子どもにとっての転園の負担、保護者にとっての転園の不安。

 私は、4歳の娘を保育園に預ける母でもあります。今月より娘が3年間通っていた保育園から他の保育園に転園いたしました。私が住んでいる区の基準では慣らし保育は2週間と決まっているそうです。あと1週間慣らし保育です。しかし、私は仕事をしています。では、慣らし保育後の早いお迎えの娘はどのように過ごしているのか・・・。

 保育園に私が迎えに行き、一緒にオフィスに戻って、娘はオフィスの一角で遊んでいます。娘がかまってというと仕事の手が止まってしまいます。しかし、私の手が止まっても他のスタッフがフォローをしてくれるので私は慣らし保育ができている状況です。転園という経験は娘ももちろんのこと私も始めてで、不安がたくさんありました。

 そんな不安を抱いている親子を保育園はどのように受け入れてくれるのか、そこの部分だけは少し職業柄ワクワクしていました。 

 しかし、通い始めて一週間。まだまだ不安ばかりです。それはなぜなのか?

・登園時にインターホンを押すと無言でドアが開く。図書館の自動ドアのようにひっそり。

・事務室のブラインドがいつも閉まっている。人がいるのに人の気配がしない。

・保育士さんたちのほとんどがマスクをしていて、表情がわからない。目が笑っていない。

・保育士さんたちのほとんどが聞こえる声で挨拶をしてくれない。

・保護者と積極的に関わろうとしていない。

 上記のようなことをなぜ私が思うのかというと、以前の保育園では上記のようなことがほとんどなかったからです。1人や2人はいたかもしれませんが、ほとんどの保育士さんたちがそうではありませんでした。保護者は、登園降園の時しか園の様子がわかりません。その時の保育士さんの対応次第でいかようにも不安になるものなのだと改めて思いました。自分がこんなに不安なのに、子どもは大丈夫なのか、何か園で困っていることなどないのかなど考えてしまいます。保護者の方が考えすぎてしまって、意外に子どものほうが適用力もありあっけらかんとしているのですが・・・。

 「先生の名前がまだわからない、お友達まだできない」と子どもの口から聞かされるとさらに不安になるので、保護者側から保育士さんに園での子どもの様子を積極的に聞くのも大事なことだと思います。人が不安になるときは、絶対的な行動量が足りないからだと思います。

 私は保護者として不安なのであれば、ただただ不安に思っているのではなく、行動に移していこうと思います。それを保育士さんたちがどう捉えるかはわかりませんが・・・。

2018.12.10