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事件

認可外保育施設で園児が死亡

認可外保育施設で園児が死亡

乳児死亡 元保育職員を傷害致死容疑で逮捕

 神奈川県平塚市の無認可保育所で生後4カ月の男児を死亡させたとして、県警は21日、この保育所に勤務していた自称福祉事業所職員の容疑者(34)を傷害致死容疑で逮捕した。

 また、経営者の容疑者(49)を証拠隠滅の疑いで逮捕した。県警は、男児に外傷を与えた方法や動機について捜査を進める。

 発表によると、容疑者(34)は昨年12月6日未明、保育所「ちびっこBOY」内で園児の頭を骨折させ、脳坐滅で死亡させた疑い。調べに対し、「やってない」と容疑を否認している。

 捜査関係者によると、室内カメラの映像には、容疑者(34)が園児を抱きかかえて複数回、カメラの死角に移動するなどの行動が映っていたという。(2016年10月21日 読売新聞)

 このような事件が起きるたびに、保護者の方々の保育施設の選び方は、非常に難しくなってくると思います。

 そもそも子どもを保育施設に預けるとは、子どもの命を他人に預ける行為であり、子育てを委託するわけでも下請けに出すわけでもありません。

 保育施設選びの重要ポイントは、施設で働いている職員の方々を信頼できるかどうかだと思います。

 事例の施設のように室内カメラが設置されていても、カメラには必ず死角がありますし、カメラが必ずしも真実を映し出すというわけでもありません。

 保育施設に自分の子どもを預けていて、安心を得られることが一番です。

 いずれにしましても、子どもの命は一度失われたら二度と戻ってきません。子どもを預けて後悔しないような施設選びをしてください。

2016.12.23