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アイギスの近況

職員の性格診断テストをやってみませんか?

職員の性格診断テストをやってみませんか?

 アイギスでは、マネージメントの一貫でアイギススタッフに性格診断テストを実施いたしました。

 詳しい性格診断テスト内容は割愛しますが、テスト結果は、「仲間性(社交性)統制(支配性)、愛着(親密性)」の3つの分類をそれぞれの1~10の間で数値化することができ、表現行動と内面的欲求にわけて答えをだします。このテストを実施しておもしろかったのは、スタッフそれぞれの表現行動と内面的欲求を理解することができたことです。表現行動と内面的欲求が理解できれば、こういうタイプにはこんなふうに仕事をふればいいな、こういうふうに話したら理解できるだろうなと対応方法をタイプ別にかえることができます。

 例えば、仲間性の内面的欲求は、9という数値がでたのに対して、表現行動は4という数値がでた人は、本当はみんなととっても仲良くしたいけど、なかなか表現できずにフラストレーションがたまっているという状態です。ということは仲良く出来る場を提供してあげればいいのです。一方、仲間性の表現も内面も数値が0で統制や愛着の数字が3以下の人は、他者に命令しないし、他者からも命令されたくないというのが基本姿勢なため、一人でコツコツ作業するような仕事が向いているのかもしれません。小説家や画家なんか向いているのかもしれません。

 このような性格診断テストがあるという存在を知り、実際に職員さんに実施しなくても「仲間性(社交性)統制(支配性)、愛着(親密性)」で職員さん一人一人を分析してみるのもいいかもしれません。

 このとき重要なことは、自分なりに職員さんを分析した数値があっているかどうかではなく、人を上記のような分類に分けて分析できるかが鍵です。分析ぐせをつけていたら、「なんでこの先生は他の先生と同じように教えているのにできないのだろう」という悩みがなくなると思います。

 保護者にもこの分析方法は使えます。そうすれば保護者対応も気持ち的に楽になっていきます。世の中には、いろんな性格診断テストがあります。この機会に園でもいろいろ試してみはいかがでしょうか。

2017.11.13