事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
危機管理の在り方を専門家が語る

その他

ジャマイカ人になってみませんか?

ジャマイカ人になってみませんか?

 一般的に正義感が強いことは良いこととされています。しかし心理学では正義感が強い人ほどストレスが多いと言われています。正義感の強い人は、「~しなければならない」という信念をたくさん持っている人です。"ねばならない„が強い人は、対人関係でトラブルになりやすいのです。

「時間に遅れないようにしなくてはならない」「食べ物を残してはならない」というのは、自分の経験の中で良いことだと思ったから信念にしたのです。この"ねばならない„で世の中を見ると、遅刻した人を許せず、自分が食べ物を残すと罪悪感が生まれます。自分の"ねばならない„がストレスを生み出しているのです。そして、このように思っている人は、マイルールが多く、他者を厳しく裁きます。~著書 なぜか好かれる人がやっている100習慣より抜粋~

 私はこの本を読んで、なるほど~!!!と大きくつぶやきました。みなさんの職場にもこのような方がいらっしゃいませんか?

"ねばならない„とガチガチになった途端に信念は制限となってその人を苦しめます。クラスに一人はいる学級委員長的存在がそのような傾向にある方だと思います。

 「ああ、また学級委員長が固いこと言ってるよ」と他者は思うかもしれませんが、その人も苦しんでいるということを理解して差し上げてください。

 そして助言できる立場の人が今回のブログのテーマでもあるように、ジャマイカ人になればいいと教えて差し上げてください。「じゃー、まっいいか!」とおおらかに物事を捉える人は、人を厳しく裁くことがありません。だから相手も安心して心を開くことができるのだと思います。「じゃー、まいいか!」くらいの気持ちでいていいんだよと教えて差し上げるだけでマイルールに縛られている人のストレスも少しは軽減されるかもしれません。

2021.05.17