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ソーシャルディスタンス!

ソーシャルディスタンス!

 ソーシャルディスタンスは、新型コロナウイルスの感染防止対策として推奨されています。直訳すると社会的距離、これは公衆衛生上の用語で、感染拡大を防ぐために意図的に人と人との距離を保つこと、人が近づく場を避けることです。今や、日本の目指す日常の基本的方針になっています。

 実際、生活環境は変化しています。スーパー等のレジでは、待つ客同士の距離をとるために、床に立つ位置の線がひかれました。また、ほとんどを家で過ごすようになりました。2人暮らし・共働きの夫と、1日中同じ部屋で過ごす日が増えました。外出自粛&テレワークのおかげさまです。

 自粛が続き、コロナ離婚というワードを聞くようになりました。家にずっと一緒にいると、いろいろな不満がたまり嫌になる、という気持ちは想像できます...。

 私も2人でテレワークをすることに、少し不安がありました(作業できるのは1部屋のみのため)。けれども、私たち夫婦は普段から話し合いをする習慣があるので、家にこもる生活でも、困ることがあれば言葉にして解決できました。ある程度家事も分担した上で、仕事量に応じてお互いを援助し合うスタンスのため、不満はたまっていません。

 それでも私は、元々1人きりになる時間が必要なタイプなので、毎日1人でお散歩に出かけて気持ちをリフレッシュさせています。また、夫に話しかける時、邪魔にならないか確かめるようにしています。夫婦にもお互いを思いやる意味で、ソーシャルディスタンスは必要です。

 人との距離のとり方は、個々人で違うと思います。目に見えない感覚ですし、難しいです。人同士の距離はコロナ対策に関係なく、社会生活を営むにあたって重要です。例えば、園の先生同士、対園児、対保護者など、すべての人間関係に関わります。一方的に近すぎても、反対に遠すぎても不満が生じてしまった...という経験はありませんか。

 この機会に人との距離のとり方を見直して、適切な距離を保つように心掛けてみませんか。

2020.05.06