事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
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最近気になること

園の方針をアイギスが決めることはできません。

園の方針をアイギスが決めることはできません。

最近、アイギスに寄せられる相談の中で、相談内容はさておき、覚悟を決めて、決断できない方が増えているように感じます。

 アイギスは、相談者に対して、問題が解決できるようアドバイスを致しますが、最終的にどのような判断をするのかは、施設長が決断しなくてはなりません。そして自分がした決断に責任を持たなくてはなりません。言葉にすると簡単ですが、容易なことではないと思います。ということは、施設長として決断ができない人は、施設長になってはいけないということなのだと思います。

 施設長である以上は、どんなリスクでも受け入れる覚悟をもっておかなければ務まらないのだと思います。施設長が迷ったり、困ったりしているところを職員に見せてしまうと、職員の方々も不安になってしまいます。

 「施設長がいるから何があっても大丈夫だよね」と思って職員の方々が保育をしていたら、何かあっても委縮することはないと思います。だからこそ、施設長とは孤独な職業です。

 相当なストレスもかかっている中で困ってアイギスに相談してきてくださる施設長のみなさまを助けたい思いで、我々もアドバイスを致します。しかし、最終的な園の方針までをアイギスで決めることはできません。

 結果責任もアイギスは負うことができません。なぜならそれは、相談してくださる施設長の園は、アイギスのものではないからです。保護者や職員の反乱により、対応を悩ませ、対応を二転三転させている方はいらっしゃいませんか?そのようなことをしていたら、対応に失敗してしまいます。覚悟をもって決断をしていきましょう。その手助けはアイギスは全力で行っていきます。

2019.03.18