事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
危機管理の在り方を専門家が語る

最近気になること

プールサイドで悲しい思いをする子どもを思い浮かべて。

プールサイドで悲しい思いをする子どもを思い浮かべて。

 今週は、プール最後の日があった園が多いのではないでしょうか。私が子どもを預けている園でもプール最後の日がありました。本日はその日の出来事について書きたいと思います。

 プール最後の日だと知らなかった私は、水着一式を持たずに保育園に子どもを送りました。玄関先で会った主任の先生が「今日はプール最後の日だね、楽しみだね」と声をかけてくださり、水着が必要なのだと発覚!慌ててしまった私は、「聞いてなかったのですが!」と言ってしまい、主任の先生の反応は、「ここ(掲示板のスケジュール)に書いています!」でした。たいていこういうとき、次に保護者からでる言葉は、「見落としていた私が悪いということですか?今までは、掲示だけでなく、園だよりで事前に知らせてくれたり、水着を忘れないようにと声かけしてくれていたじゃないですか」だと思います・・・。

 しかし、そこはぐっと抑えて、とにかく水着を取りに帰らなくてはと思い、保育室に行き担任の先生に娘を預け水着を自宅に取りに行きました。その日の私は、外出予定があったということもあり焦っており、水着をもっていったときに「こういうことはひと言、連絡がほしかったです。7月プール開催のときは事前に用紙を配布してくださっていたじゃないですか」と言ってしまったそうです。

 このときの私(保護者)の心情をご説明すると怒りではなく悲しさでいっぱいでした。では、何が悲しいのか・・・それは、「最後のプールだから、子ども達誰一人水着忘れることなくプールに入らせてあげたいね!という気持ちで先生達がいてくれなかったこと」でした。保護者は、子どもがプールサイドで最後のプールに入れずに悲しむ姿を思い浮かべてしまいます。

 保護者の心情は十人十色です。ただ単に八つ当たりでクレームをつける人も多くいると思いますが、一番思うことは子どものことなのではないでしょうか。

2018.09.03