事故・トラブル最前線

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最近気になること

担任の自己紹介。

担任の自己紹介。

 新年度が始まって二ヶ月が経ちました。最近は五月病が六月にやってきて梅雨の時期に気持ちも滅入って職員さんが休みがちになるなんてこともあるようですが、みなさまの園ではいかがでしょうか。

 私の娘の保育園(現在3歳児クラス在籍)では、「あれ?いつのまには姿が見えないな。あの先生・・・」といったことはなく、職員のみなさん毎日元気に働いてくださっていてホッとしております。新年度のときは、頼りにしていた園長先生が退職され、娘の担任の先生が他の園に移動になり、ほとんど知らない先生ばかりになってしまったので不安でした。

 しかし、現在新人の若い女性の先生が頑張ってくれています。先日、保護者クラス懇親会があり、保護者として参加してまいりました。担任の先生が自己紹介をしていたのですが、自分の趣味の話で終わってしまい、他の保護者は「それだけ?」という雰囲気でした。保護者としては「一年間の担任としての目標」など聞きたかったのかなと思いました。ですが、新人の先生からすると自分の趣味のことを話すのが精一杯だったのかと思います。

 私が感じたことは、保護者の前で話すときにこういうことを注意すればいいのではないかということでした。それは、挙動不審にならないこと、一つでもいいから保育について話をすることです。とっても緊張していたのでしょう、娘の担任の先生は目の焦点がさだまらず、あちこち目を動かして、口元がへらへらした感じでお話しをされていました。その状態が少し挙動不審に見えて、他の保護者から頼りないと見えてしまったようです。そのままだと不安が残る懇親会でしたが、すかさず主任の先生が横から担任の先生をサポートされていました。

 そういうフォロー体制を間近で感じることができた保護者としては、ちゃんとフォローしてくれる人がいるなら大丈夫かなと思いました。私は娘の担任の先生を見下したり悪口を言いたいわけではなく、最初はみんな新人で、人前で話す人が得意ではない人もいると思います。ですが、準備して一生懸命話をする姿を見せたり、組織全体でフォロー体制ができていれば、新人の先生が担任だからと言って不満を言ってくる保護者は少なくなるのではないかと思います。

 私が保護者として担任の先生に求めることは、子どもの安全を確保していただき、先生が健康で長く保育園で働いて途中で辞めたりしないでくれることです。これって単純なようで今の世の中難しいことですよね。

2018.06.11