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自主性を持つために

自主性を持つために

 学生から社会人になって、「自主性をもって仕事をしましょう」「指示を待っていてはだめです」など、自主性を持つということについて指摘されたことがある方は多いではないでしょうか?また、新人職員に自主性を持つように指導している先生も多いのではないでしょうか?かく言う私も、自主性がなかなか持てずに悩んでいる1人です。そこで、今回は私が自主性を持てない原因を分析してみようと思います。私の、自己分析を通じて、自主性を持てるようになったり、自主性を持てるように指導できるようになっていただければ幸いです。

 まず、自主性がもてない原因として考えられることは、やろうとしていることの全体像をわかっていないということです。右も左もわからなければ、何をやればいいのかわかりません。ここで、わからないことをわからないままにしておくと何も自主性ある行動をすることができません、ただの指示待ちです。例えば、どこかに友人と旅行に行くとします。旅行に行く場所の、歴史や観光名所などを何もしらなければ友人任せの旅行になってしまい、自主性の全く無い旅行になってしまいます。そこで、旅行に行く前に前もって、行く場所のリサーチをしておけば、友人任せの旅行にはなりません。わからないことをわからないままにしておくのことが自主性を持てない1つの原因だといえます。

 次に、自主性を持てない原因として考えられるのは、責任を負いたくないということです。例えば、先ほどの旅行の例を使うと、自主性を持って旅行の行程を決めたけれども、実際旅行にいってみたら面白くなかった。そうした場合、面白くなかった旅行の責任は、自主性を持って旅行の行程を決めた自分にあるのではないかと考えてしまい、ならば旅行の行程は人任せにしてしまおう、と考えてしまうということです。これは、責任を負いたくないと逃げているだけです。

 自主性を持ちなさいと指導されても何を改善すればいいのかわからない方は、自主性がもてない原因が何なのかを分析したうえで1つずつ改善していきましょう。

2018.05.16