この2週間でアイギスに寄せられた相談。

　この2週間でアイギスに寄せられた相談は、２０件。内１６件は同じような相談でした。

　相談の内容は、「職員」についてです。以前から職員に関する相談があるということはブログでもお話しておりましたが、なぜ今の時期に多いのか。新年度が始まって４ヶ月経ち、職員さんたちが今の保護者や園児に慣れた時期でもあり、新人職員さんも慣れてきた時期で色々問題がでてくる時期なのかもしれません。

　内容としては、①精神的に病んでいる職員について相談したい。②暴力的な職員について相談したい。③パワハラを繰り返す職員について相談したい。④辞めた職員から、在職中の残業代について問い合わせがあったので相談したい。⑤週末やり残した仕事をしてくるよう先輩職員が後輩職員に言ってしまい、後輩職員の父親が怒って園に連絡してきたので相談したい。⑥契約している雇用時間を破って、マイペースに出勤して帰る職員がいるので相談したい。⑦園の方針に従わず、歯向かう職員がいて困っているので相談したい。

　職員（従業員）の問題は、保育施設に関わらず一般企業でも悩みどころだと思います。人材不足だから、多少難ある職員でも雇うしかないから、多少のことは目をつぶろうとしている保育施設や企業はたくさんあると思いますが、そうなったときに保育施設なら子どもへの安全、企業なら商品のクオリティを維持できるでしょうか。そう思い立ち、職員改革を始めている保育施設も少しずつ増えつつあります。労使問題は、いつの時代も使用者側の一生の課題なのかもしれません。園にいてもらっては困る職員を簡単に辞めさせることができない時代ですが、その園にいてもらっては困る職員を辞めさせないリスクと辞めさせるリスク、あなたの園ではどちらを取りますか？結局は、選択の問題です。

　職員問題で悩んだときは、まずその人をこれからも雇用し続けるつもりなのか辞めてもらいたいと思っているのか検討しましょう。その答えによって対応方法が変わってきます。