事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
危機管理の在り方を専門家が語る

最近気になること

「大丈夫かな?この保育士さん・・・」

「大丈夫かな?この保育士さん・・・」

 自分の子どもを通わせる園で「大丈夫かな?この保育士さん・・・」と昨年の今ぐらいに思っていたことを思い出しました。今年も「大丈夫かな?この保育士さん・・・」という保育士さんが現れました。昨年は、明らかに受け答えがうまくできず、保護者と目を合わさない保育士さんだったのですぐに大丈夫かな?と思いました。その二ヶ月後には保育園からいなくなっていました。

 今年は、新人保育士さんで年度末に新人先生3人が下駄箱の名札変更をしていました。子どもを迎えにきた私に3人とも挨拶をしてくれたのですが、1人の先生だけ皇族のような会釈で言葉は発しませんでした。大人しい子なのかな?と思いましたが、それから毎日登園、降園のときに挨拶する機会があってもその先生の声を聞くことはありませんでした。

 そんなある日、子どもを保育園に迎えにいったときにその気になる先生と廊下ですれ違いました。「今日もありがとうございます」と挨拶をしてもその時はいつもの会釈すらなくほぼ無視状態でした。大きなマスクをしていて歩き方もおかしかったので具合が悪いのかもしれないと思いましたが、異様な光景でした。

 子どもを連れて帰ろうとしたときに私とすれ違いでその先生が居残りの部屋の扉を開けて「〇〇先生、あっちのゴミは片付けました」と言っていました。その時にその先生の声を初めて聞きました。「風邪で喉が痛いとかでなくちゃんと話せるんだ・・・だったら挨拶くらいすればいいのに・・・」と内心思いましたが。

 私が驚いたのは次の瞬間です。先生が居残りの部屋を開けていたので、足取りのおぼつかない0歳児の女の子がその先生の足の間から廊下へすり抜けようと少しでてきました。その瞬間その先生は、0歳児の胸を片手でめいっぱい押して部屋に押し込んで、その子は後ろに倒れこみそうになり尻もちをついて、びっくりして泣き出していました。

 自分がその0歳児の親だったら確実に怒っていると思いますし、日頃からそんな扱いをされているのではないかと疑心暗鬼になってしまいます。「この先生が担任でなくて良かった」と思ってしまいました。

 「大丈夫かな?この保育士さん・・・」と保護者に思われているのではないかと心当たりのある保育士さんがみなさんの園にはいませんでしょうか?もし心当たりのある方がいるのであれば、保護者の不信感を生まないために早急に対応しましょう。

2017.05.29