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潜在保育士発掘の秘策!?

潜在保育士発掘の秘策!?

 昨今、どの保育園でもお悩みの人材不足。以前のアイギスブログでも潜在保育士についての話題には触れてきました。最近このようなニュース記事を目にしました。

  待機児童を解消するため各地で保育所の新設が相次いでいますが、今度は保育士の数が足りなくなっています。そこで兵庫県明石市は保育士を獲得するある特典を用意しました。効果てきめんだそうです。

 明石市が用意した特典は「保育士の子どもは優先的に保育所に入所できる」というもの。534人の待機児童がいる明石市では、受け入れ定員を増やすため保育士があと190人必要なのです。

 そこで目を付けたのが、資格はあるのに仕事に復帰できない潜在保育士たち。明石市で復帰すれば、子どもを保育園に入れてあげる、との特典をつけることで子どもを預け、仕事に復帰することができます。保育士は1人で大勢の子どもを見ることができますから、市全体の待機児童解消につながるというわけです。その他にも最大30万円の一時金が出たり、市外から引っ越してきた場合は家賃補助も出るなど特典の大盤振る舞い。すでに10人の潜在保育士が、この制度を使い明石で復帰することが決まったといいます。(2016年11月18日毎日放送)

 これを機に自治体間の特典競争が始まるかもしれませんが、こればかりは自治体にがんばってもらわないと園でどうすることもできません。毎年この時期は、職員のみなさんに進退確認をして退職希望の方がいる場合は、来年度の人材確保のための求人を出す園も多いのではないでしょうか。いつものように求人を出しただけでは人は集まらないということもあるようです。

 最近では、求人票をカラフルにしたり園の様子がわるようなコメントを入れたりと工夫したりしている園もあるとか・・・。それに加えて、アイギスの危機対応サービス会員のみなさまは、「株式会社アイギスの危機対応サービスに契約をしているので保護者対応や困ったことが起きたときに専門機関に相談することができるため安心して働くことのできる職場です」と求人に載せていただくことが可能でございます。

 これから求人票を作成しようとされているみなさま、ぜひこの一文を載せてみてはいかがでしょうか。

2016.11.21