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ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン!

ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン!

 今回のブログは、私の好きな本「人生はワンチャンス!」の中の1ページをご紹介します。まず、この本についてですが、1ページ毎の表面に「大切なこと」の言葉と、その様子を表す動物の写真、裏面に「大切なこと」に関わる偉人のエピソードや名言が載っています。犬の可愛い写真で癒されながら、人生で役立つ「大切な教え」が学べる本です。

 ご紹介したい「大切なこと」は「One for all, All for one」です。大物歌手のエピソードが載っており、以下はその要約です。

"大スターでありながら、彼女は身近な人たちへの心配りが細やかでした。付き人が長時間仕事をした後は、感謝の置き手紙を残し、ときには贈り物も添えたそうです。そんな人物だからこそ、周囲のスタッフも一丸となって彼女のために全力を尽くしました。どれだけ能力があっても一人では大きなことを成し遂げることはできません。常に自分がチームの一員であることを意識して行動しましょう"

 この姿勢は当たり前のようで、いざ社会に出ると当たり前ではないことを体感してきました。人によって意識の度合いが異なるというのが近い表現かもしれません。

 One for all, All for oneを調べると、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」という考えがあり共感しました。

 アイギスに置き換えると、お客様のために、個々人がそれぞれのパワー(役割)を発揮して、スタッフ間で信頼し合い、フォローし合って最善のサービスを提供すること、と言えると思います。

 特に、非常事態時にその成果が現れます。誰かが病気で休んだとき、テレワークで顔を合わせず仕事をするときに、目的を見失い、信頼やフォローができていなければ、最善のサービス提供は困難です。

 私は「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」動くアイギスの一員としての意識をもって、行動していきたいと思いを新たにしました。皆さまに、このブログで定期的に「大切なこと」をご紹介できればと思います。

<参考文献>

水野敬也・長沼直樹(2012)『人生はワンチャンス!「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法』株式会社文響社

2020.05.13