年度末、みなさまの園では職員さんが十分に確保できていますか？

　最近、アイギスにもっとも多く寄せられる相談は、「職員の退職問題」です。労使トラブルは毎年のように相談は入ってきますが、昨年末から今年にかけて大変多く相談が寄せられています。職員が辞めると少なからず、現在既存の職員さんたちの士気は下がってしまいがちです。

　しかし、園長先生が気にしているのは、既存の職員さんのことではなく、辞めていく職員さんだったりします。それはなぜなのか・・・・弊社にご相談いただく「職員の退職問題」は、円満退職ではなく、やはりけっこう揉めています。揉めているからこそ、園長先生からの相談があるのですが、揉めているからこそ、もうこれ以上揉めたくないからと辞める職員さんばかりに気を取られてしまいます。実は、そういう姿も職員さんは見ています。

　契約満了で辞めた職員さん、自己都合で辞めた職員さんから訴えられえるというケースも多くあります。そして辞めた職員さんが保護者とつながっており、言い方は悪いですが、両者が共謀して、園を陥れようとするなんてことも起こっています。これはとても怖いことですが、そのような事態にならないように職員さんを指導していくのも園の役割になってきます。

　元同僚の暴走により、自分たちの職場を荒らされるというのは、既存の頑張って働いている職員さんたちには大変酷なことだと思います。職員の退職の連鎖をとめるためにも、退職したもしくは退職する職員さんばかりに気を配るのではなく、既存の職員さんたちにぜひ気を配って差し上げてください。外部からの攻撃で組織が壊れることはありませんが、組織が内部から壊れていくことは容易です。外部からの攻撃を受けているときこそ、内部をかためていきませんか？