保育士の本音。

　株式会社アイギスには、今年から保育士スッキリ相談ホットライン(以下、相談ホットラインと略します。)というサービスが新しく始まりました。サービス開始から早3ヶ月。

　ご加入いただく園様が増え、相談ホットラインをご使用される保育士さんも増えてきました。保育士さんからのほとんどの相談は、職場の人間関係です。中にはパワハラの内容も含まれます。相談ホットラインに電話をかけてくる保育士さんたちは、みなさん真剣に悩んでいることがあって、勇気をふり絞って相談ホットラインを利用したという方がほとんどです。

　どういうことを真剣に悩んでいるのかというと、保育園の運営の仕方や保育に疑問を感じているということです。何故、悩むのか？行き着く先には、自分たちの働きやすさもありますが、ほとんどの保育士さんたちは、園児たちのためになんとかしたほうがいいと思うけど、どうしたらいいのかわからないという悩みでした。

　匿名の電話も受付けていますし、園名を聞いても園には言わないでほしいと言われたら、そちらの保育士さんから相談があったと弊社から園に伝えることはありません。保育園に不満を感じているけれど、気持ちを吐き出すところや相談することがなく、大量退職者が出てしまうなんてことは、昨今の保育業界では頻繁に起きている問題だと思います。相談ホットラインに電話をしてきたからといって、すぐに問題が解決するわけではありません。

　しかし、相談ホットラインに電話をかけてくる保育士さんたちは、本音を言ってくれます。急に大量退職されるより、急に役所や保護者に園の内部事情を漏らされる前にガス抜きという意味の相談ホットラインがあってもいいのではないかと思います。

　そして、このサービスが離職防止に繋がれば、人手不足も解消されるかもしれません。