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カルチャー衝撃

カルチャー衝撃

 突然ですが、皆さまは地域特有の文化の違いで困ったことはありませんか?私は生まれも育ちも関西で、東京暮らしは2年目に突入したところです。東京に住み始めて、特に困り事はありませんが、時に直面して衝撃を受けることがあります。言葉【固有名詞】のイントネーションの違いです。

 私は関西弁と標準語を場面によって使い分けることができます(と思っています)。「関西出身です」と伝えると「ぽくないね!」と言われることが多いです。その理由は2つあり、①敬語や丁寧語では関西弁は使いづらい。②両親が標準語に近い話し方をする。という理由です。友達同士ではコテコテの関西弁ですが、実家で「~やねん。」と言うと、親に「ねん?」と面白おかしく指摘されることが日常でした。

 しかし、「~やねん」などの文章に影響しない【固有名詞】のイントネーションは、家族共通でした。例えば果物の「びわ」等です。

 私含め実家では、おつまみの「柿の種」を略して「カ"キ"ピー」と呼びます。"キ"のアクセントが強くなるのですが、関東圏では"ピー"にアクセントがくる発音のようです。おかしいと指摘されたときの衝撃は、凄まじいものでした。未だに適応はできません。今も「カ"キ"ピー取って!」と思うがままに声に出すと必ず突っ込まれます。「カキ"ピー"です」と...。

 他にもあります。最新の衝撃は「ニシムラさん」のイントネーションです。関西では「シムラ」にアクセントがきます。関東圏では「ニ"シ"ムラさん」と呼ぶそうです...。自分が「ニシムラさん」で引越しをして呼ばれ方が変わったら複雑だな...と想像します。

 これらの違いを知ったときは、アイギスの皆に多数決を取ります。私側はゼロ票が通常で、毎度完敗です。

 他と自分の常識の違いを知るということは世界が広がる感覚で、面白いです。これからの発見も楽しみです。

2020.06.29